AdSense のデリケートなカテゴリを 10 個ブロックした話 — 知り合いに見せた日の後悔から
きっかけは「知り合いに見せた日の後悔」
てちこまログに AdSense を入れて少し経った頃、知り合いに記事を見てもらう機会がありました。
そのときに自分の記事を一緒に見ていて、下の広告枠に 「これは自分のブログで出してほしくないな…」 と思うやつが何回か出てきたんですよね。出会い系っぽいバナーとか、見た目が派手すぎる一攫千金系とか。
記事の下に並ぶ広告が浮いてると、ブログ全体の雰囲気を勝手に引きずってしまう感覚がありました。「あ、このまま放っておくのはちょっと違うな」と思ったのがブロック作業を始めた直接のきっかけです。
方針: 「出してほしくないもの」を AI と壁打ちして洗い出す
AdSense の管理画面には 「デリケートなカテゴリ」 というブロック可能な 14 個のカテゴリが並んでいます (記事執筆時点)。加えて 「制限付きのカテゴリ」 にアルコールとギャンブル 2 つ。
全部で 16 個。正直に言うと 「ほとんどブロックで良くない?」 という気分もあったのですが、ちゃんと考えずに全部切ると収益が落ちるだけなので、Claude と壁打ちしながら 1 個ずつ判断しました。
実際にブロックした 10 カテゴリ
標準カテゴリから 8 個、制限付きから 2 個の合計 10 個をブロックしています。
標準カテゴリ (8 個ブロック)
| カテゴリ | ブロック理由 |
|---|---|
| 性に関する内容 | R18 系。技術ブログに一切出したくない。最優先 |
| マッチング サービス | 出会い系バナーの違和感がひどい。知り合いに見せた日に一番気になった |
| センセーショナルな内容 | 扇情的な画像・コピーが多い。読者の体験を悪くしがち |
| 一攫千金 | 「月収100万稼ぐ方法」的なやつ。記事の信頼性と相性が最悪 |
| ソーシャル カジノゲーム | ガチャ・ギャンブルの疑似体験系。技術ブログの読者層と合わない |
| 消費者金融 | キャッシング系。カードローン誘導は記事の横に並べたくない |
| 星占い、秘教 | スピリチュアル・占い系。技術記事と文脈が衝突する |
| 減量 | Before/After 写真や不健康なダイエット訴求が多い。見た目がきつい |
制限付きのカテゴリ (2 個ブロック)
こちらは デフォルトでブロックされているカテゴリで、明示的に許可しない限り出ません。自分は触っていないので、そのままブロック状態のキープ。
- アルコール
- ギャンブル、ベッティング(18 歳以上)
ブロックしなかったカテゴリと理由
残り 6 個は許可のままにしています。理由もセットで。
| カテゴリ | 許可にした理由 |
|---|---|
| ダウンロード可能なユーティリティ | ツール・ソフト系は技術ブログの読者層とむしろ相性が良さそう |
| 医薬品、サプリメント | 広告としては穏便な訴求が多く、違和感が少なかった |
| 宗教 | 出てくる広告を見た感じ、教養系書籍や施設紹介が多く、問題感じず |
| 性と生殖に関する健康 | 生理用品・妊活系など、必要な情報を扱う正当な広告が多い。「性に関する内容」とは別物 |
| 政治 | 選挙時期だけ増えるが、党派的に偏った配信は Google 側で抑制されている |
| 美容施術、美容整形 | 記事の読者層で一定の需要はありそう。悪質な訴求は他のフィルタで弾かれる想定 |
一応書いておくと、ブロックしなかった = 積極的に歓迎している、というわけではないです。「出てもまあ許容範囲」くらいの温度感。あまりブロックを増やしすぎると AdSense 全体の埋まりが悪くなる (空き枠が増える) ので、ラインを引きました。
一般的にはどう判断されているか
個人技術ブログで広く推奨されているのは、だいたい以下のあたりです。
- 性に関する内容 / マッチングサービス: R18 寄りの訴求を防ぎたいので、ほぼ定番でブロック
- 一攫千金 / ソーシャルカジノ / 消費者金融: 誇張訴求・誘導訴求系は技術ブログの信頼感を下げる
- 星占い、秘教: スピリチュアル系は技術記事の文脈と相性が悪い
アルコール・ギャンブルは制限付きでデフォルトブロックなので、特に何もしなければ出ません。
逆に、政治・宗教・医薬品は媒体によって判断が分かれます。ニュース系メディアは政治を許可、ライフスタイル系は宗教を許可、といった具合。自分のブログの性格と読者像に合わせて個別判断する領域ですね。
Google 公式のヘルプでも 「パブリッシャーは広告エクスペリエンスを制御するためにデリケートなカテゴリをブロックできる」 と案内されていて、AdSense ヘルプ: デリケートなカテゴリをブロックする に一覧と説明があります。どのカテゴリが何を含むかは公式の定義を読んで判断するのが確実です。
設定手順 (念のため)
AdSense 管理画面から、
- 左メニュー「ブランド保護」 → 「コンテンツ」 → 「ブロックのコントロール」
- 「デリケートなカテゴリを管理」をクリック
- ブロックしたいカテゴリ横のトグルをオン
これだけです。反映には数時間かかることがあります。
副作用とその他の注意
- ブロックすると収益が下がる可能性がある: 広告在庫が減るため、ブロック後に空き枠や別カテゴリの埋まりが変わります
- 完全なブロックは保証されない: Google 公式にも「すべての広告がブロックされることを保証するものではありません」という旨が書かれています。判定は広告主側の申告とアルゴリズム次第
- 具体的な収益の割合や CTR/RPM は外部に出さない: AdSense の利用規約で機密情報扱いになる可能性があります。この記事でもスクショの割合列はぼかし処理しています
まとめ
- 10 個ブロック、6 個はそのまま許可 (+ 制限付き 2 個はデフォルトブロック維持)
- 迷ったら、知り合いに記事を見せている自分を想像して「この広告出てきても平気か」で考えると決めやすいです
完全ブロックはできないとはいえ、設定してからは R18 系のバナーは見かけなくなりました。違和感のある広告が個別に出た場合は、広告レビューセンターから 1 件単位でブロックできるらしいので、そのうち見てみる予定です。
個人技術ブログで AdSense を入れている方の参考になれば。