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Victor HA-A110T レビュー:Bluetooth 6.0 & LDAC 対応で1.5万円台、コスパ◎の完全ワイヤレス

音楽波形のイメージ
Photo by Torsten Dettlaff on Pexels

友人に「通話の音質悪すぎ、イヤホン変えて笑」と言われたのが発端

これまで OnePlus Buds Pro 2 をメインで使っていたんですが、ある日友人から 「通話のマイク音質が悪すぎる。イヤホン変えて笑」 と言われてしまいまして。これが今回の買い替えの発端です。

用途は音楽・動画視聴・通話が中心で、特に通話時のマイク品質が次の必須条件。色々試した末にたどり着いたのが Victor HA-A110T でした。結論を先に書くと、1.5万円台でマイクも電池持ちも一通り揃ってて文句なしにコスパ◎ でした。

eイヤホンで友人と通話テスト、SONY vs Victor WOOD master

最初は本気で上位モデルの導入を検討していて、候補に挙がっていたのは以下の2機種。eイヤホン(試聴できるオーディオ専門店)に実機を触りに行きました。

  • SONY WF-1000XM6: ノイキャン・音質ともに評価の高いフラッグシップ
  • Victor WOOD master (HA-FW5000T): 木製ハウジングのフラッグシップ。Bluetooth 6.0 / ハイレゾ対応

友人に協力してもらってガチの通話テスト

せっかくなので 友人に電話越しで協力してもらい、マイクの通話音質を実機で比較 しました。店頭で音質をチェックするだけの試聴じゃなくて、実際に電話しながら「どっちのほうがクリアに聞こえる?」と判定してもらうやり方ですね。

結果は意外にも、SONY WF-1000XM6 より Victor WOOD master のほうがマイクがクリア でした。SONYも十分良いんですが、通話用途だけで比較すると Victor 側に軍配。

ただ WOOD master はフラッグシップだけあって、HA-A110T の何倍もの価格。その日はさすがに踏ん切りがつかず、無念の手ぶら帰宅となりました。

「Victor なら価格帯下でもマイクいいのでは?」と期待して HA-A110T へ

家に帰って冷静になってから考えたのが「Victor ブランド全般でマイクのチューニングが強いなら、もっと安いモデルでも通話音質期待できるのでは?」という仮説。

そこでちょうど価格帯が1.5万円台で、スペックシートを見ても通話マイク・LDAC・マルチポイントが揃っている Victor HA-A110T に目を付けた、というのが購入までの流れです。

主な仕様

カタログから、日常使いで重要になるポイントを抜き出しました。

項目スペック
BluetoothVer.6.0
対応コーデックSBC / AAC / LDAC
連続再生時間(イヤホン単体)最大 約11時間(NCオフ時)
充電ケース込み総再生時間最大 約44時間
ノイズキャンセリングあり(外音取り込みモードあり)
マルチポイント対応(2台同時接続)
ワイヤレス充電対応(Qi)
防水・防滴IPX4(生活防水相当)
実勢価格15,000円強

この価格帯で Bluetooth 6.0・LDAC・ワイヤレス充電・マルチポイントが全部入りというのは、正直かなり強いラインナップだと思います。

3か月使ってみての実使用感

音質はフラット寄り。専用アプリでチューニングできる

自分の耳で聴いた印象としては、思っていたほどドンシャリではなく、わりとフラットな鳴り方 でした。低音が強めに出るタイプかと思っていたので、聴き始めはちょっと意外。

ソースの持ち味をそのまま出してくる感じなので、ジャンルを選ばず聴けます。もし物足りなければ、Victor の専用アプリ経由でイコライザーのチューニング ができるので、自分の好みに寄せることも可能です。

LDAC 対応スマホと組み合わせれば情報量の多いサウンドが出てくるので、1.5万円台という価格を考えると十分満足できるレベルでした。

通話マイクは期待通りクリア(むしろ買った理由のコア)

購入の決め手になったマイク性能ですが、HA-A110T でも通話音質は期待通りクリア でした。WOOD master ほどの上位機ほどではないにしても、OnePlus Buds Pro 2 から乗り換えて友人からのダメ出しは消滅。普段は LINE 通話や Discord で使っていますが、相手から「音声おかしい?」と言われたことは一度もないです。

在宅ワーク用イヤホンとしても普通に使えるのは、1.5万円台のモデルにしては上出来。Victor ブランドのマイク品質、期待を裏切りませんでした。

バッテリーは単体で公称値どおり持つ

イヤホン単体で約11時間の公称値は、体感でもほぼその通りです。朝から晩までつけっぱなしにしていても、途中で電池切れになったことはないですね。長時間フライトや外出のお供にも安心して使えます。

マルチポイントは PC ↔ スマホ併用でかなり快適

PC で作業しながらスマホの通知音を聞く、みたいな使い方だと2台同時接続が本当に便利です。PC で会議中にスマホに電話がかかってきても切り替わってくれるので、いちいち Bluetooth の設定を開き直す必要がありません。

マルチポイントが必要ない人は恩恵を感じにくい機能ですが、ハイブリッドワーカーとは相性◎ です。

ノイズキャンセリングはそこまで強くない

HA-A110T にもノイズキャンセリング機能は載っていますが、SONY の上位機や Apple の AirPods Pro に比べると明確に弱めです。電車のゴーッという低音は多少減る、くらいの印象。

ノイキャン目当てで買うと「思ったほどじゃないな」と感じる可能性があるので、ここはあまり過度な期待をしないほうがいいです。

気になった点

ペアリングモードに入る長押し操作の認識が悪い

一番気になるのがこれ。HA-A110T は ケースに収めた状態でイヤホンの頭(タッチ部分)を長押ししてペアリングモードに入る のですが、この長押し操作がなかなか認識してくれません。

指をしっかり当てて待っていても反応しなかったり、一度やり直さないとペアリングモードにならなかったり。数回試せば入れるものの、新しい機器を追加するときに毎回ちょっとしたストレスになります。

一度ペアリングさえしてしまえばその後は普通に繋がるので実害は小さいですが、新規登録のときの体験だけは改善してほしいポイントです。

ケースのバッテリーは思ったほど持たない

総再生時間 44 時間という数字だけ見ると潤沢に感じますが、ケース自体のバッテリー容量は控えめ。気づいたらケースの電池が切れていて、朝イヤホンをしまっても充電されてなかった…ということが何回かありました。

ケース単体だと LED 表示などで残量確認もしにくいので、こまめにケースごと充電する運用に慣れる必要 があります。ワイヤレス充電に対応しているので、Qi パッドに置きっぱなしにするのが一番楽かもしれません。

尖ってないけど、全方向で安定しているのが良さ

このイヤホンの評価を一言でまとめると「どの方向で見ても破綻していない」です。

  • 音質は中の上
  • 通話マイクは予想以上
  • 電池持ちは十分
  • マルチポイント・ワイヤレス充電・防滴も込み
  • それで1.5万円台

ノイキャン最強でもなく、音質最強でもない。でも日常使いで困る場面がほぼないんですよね。「この用途はこっち、別の用途はもう一つのイヤホン」みたいに使い分けたくない人に刺さる製品 だと思います。

こんな人に合う

  • イヤホンに尖った個性はいらない。すべての方向で平均点以上なら満足という人
  • 通勤・通話・動画視聴と、イヤホン単体で電池持ちの良さを重視する人
  • PC とスマホを両方使うので、マルチポイントは必須な人
  • 予算は1.5万円前後。音質特化でもノイキャン特化でもなく、バランス型を探している人

逆に「ノイキャンの静寂がほしい」「ハイエンドの音質を追い求めたい」タイプの人は、もっと上の価格帯のモデルを見たほうが幸せになれそうです。

まとめ

Victor HA-A110T は、マイクもバッテリーもバランスが取れた1.5万円台の完全ワイヤレス でした。

尖った長所はないけれど、日常で必要な機能は一通り押さえていて、通話マイクやバッテリー持ちといった毎日使うほどありがたみが出てくる部分がしっかりしています。これから完全ワイヤレスを買う人にとっては、価格帯の中で外さない選択肢としておすすめできる一台です。


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